歴史TRIPルート ▶
南光台1丁目ローソン〜浦田山道跡〜自由ヶ丘行灯松跡〜鶴ヶ谷山道跡〜八瀧不動尊神社〜北場山道跡~仙台藩焔硝蔵跡〜前ヶ沢〜友崎観音〜天ヶ沢〜天ヶ澤不動明王〜南光台3丁目公園〜南光台1丁目ローソン
【見どころ】
小松島から南光台1丁目へと続く道沿いにあるローソンを出発して、浦田山道を目指します。台原と東仙台を結ぶ市道にかかる新堤橋から、尾根伝いの道(浦田山道)を北進します。立ち並ぶ家の隙間からは遠く泉ヶ岳や七つ森が美しい姿を見せてくれます。特に変則的な交差点の日本ホーム前からは視界を遮るものもありません。その先の交差点からも美しい山並みが見渡せます。手前の変則交差点に戻り、自由ヶ丘交差点方面に進むと、鶴ヶ谷山道に出ます。
自由ヶ丘交差点を左折して、鶴ヶ谷と南光台の境の尾根を北上し、南光台南3丁目公園にある八瀧不動尊を目指します。
そこから清月記とパリミキが目印の鶴ヶ谷4丁目交差点を左折し南光台東小学校の北側を右折します。(角に焔硝蔵跡の案内板があります)そこからは案内板に従って進んでいくと、住宅地の中に仙台藩焔硝蔵跡があります。
南光台東小学校まで戻り、道路を渡って南光台東1丁目緑地沿いに西進し、バス道路に出たら右折し、坂を下ると信号のある交差点の角に友崎観音が見えます。
さらに住宅地を西進して、南光台中学校を迂回するように進み、南光台6丁目にある2つの変則交差点を通り、天ヶ沢を越えて寿司店を右折した住宅地の中に天ヶ澤不動明王があります。
来た道を戻り、バス道路を南進し四条通りに出ます。(角に関兵のガソリンスタンドがあります)四条通りを少し登り、左折し5つめの交差点を左折すると南光台3丁目公園があります。公園の階段を上ると、八乙女から小松島に続く山道の跡になります。
公園の前の道を南進し、バス通りに出て右折するとやがてスタート地点のローソンが見えてきます。
見どころ 1
天気のいい日には沿道に建つ住宅の間から、泉ヶ岳や七つ森が望めます。特に自由ヶ丘と南光台の境にある日本ホーム前交差点から見る景色は疲れを吹き飛ばしてくれそうなほど見事です。
見どころ 2
明治期までの地図には、山林を表す地図記号に混ざって「行灯松」の名称だけがポツンと見られます。それを現在の地図に重ねて見ると、自由ヶ丘交差点付近のようです。その頃は家も無く、一面山林でした。そんな場所で目印になったのがこの「行灯松」だったのではないでしょうか。
見どころ 3
自由ヶ丘交差点から北上し、交差点を左折して坂を下ると、南光台南3丁目公園にある「八瀧不動神社」に着きます。開発前は深い谷で、きれいな小川が流れていました。不動尊は渓谷沿いにあり、この沢の水は霊験あらたかで頭痛や目の病にも効くといわれ、地域の人よく利用していたようです。しかしこの谷川を埋め立てて団地が造成されることになったため、小さな不動尊が消えてしまうことを惜しんだ地域の人たちが社を建てて祀りました。
見どころ 4
南光台東小学校東側の住宅地の中に仙台藩時代の史跡「仙台藩焔硝蔵跡」があります。ここは、仙台藩の火薬貯蔵庫跡で、昭和57年(1982)に発掘調査が行われました。その規模は東西約40m,南北約27mで、土塁に囲まれた内部からは建物跡や排水溝、石敷の通路のほか、爆発による穴などが確認されました。
見どころ 5
四条通の杜の都信金から続く道と松森に向かう交差点の角に友崎観音があります。安産や子育ての神様として昔から祀られていました。それに南光台の造成により、浦田山に点在していた馬頭観音もまとめて一緒に祀るようになりました。馬頭観音の存在が、かつて街道沿いだったことを示しているようです。
見どころ 6
南光台5丁目の住宅に挟まれるように天ヶ澤不動明王があります。ここも団地造成によって現在地に移したもので、元は湧き水の出ていた松森字不動(現在の八乙女小学校か?)にあったようです。
見どころ 7
旭ヶ丘と南光台の境に南光台3丁目公園があります。この公園は遊具や施設のある場所と、階段を登り広場や東屋のある高台からできています。この高台が往時から残る尾根で、八乙女と小松島を結ぶ山道でした。ここから東を見ると松森・鶴ヶ谷・自由ヶ丘方面が一望できます。